理事長ごあいさつ

各事業が一丸となって歴史を受け継ぎ、
未来へとつなげていきます

社会医療法人同愛会 理事長
石部 裕一

同愛会のホームページをご覧いただきありがとうございます。
同愛会は、大正10年に創立された株式会社博愛病院が昭和38年に医療法人同愛会へ移行したときに発足いたしました。博愛病院の看板を掲げ、地域の皆さまに支えていただきながら様々な挑戦を続けてまいりました。平成6年には介護老人保健施設やわらぎを開設、平成29年には在宅医療センターを竣工、平成31年には博愛こども発達・在宅支援クリニックを開設、令和2年には日立記念病院を承継し、やすぎ博愛クリニックとして業務開始、令和4年にはふくよね博愛クリニックを開設、令和5年には医療支援型グループホーム博愛を開設し、それぞれの事業所が柱となり、同愛会の理念である『あなたの健康、みんなの幸せ』を願い精進しております。

今この時も未来を見据え、同愛会グループが果たすべき使命について考えるなかで、今後は4つのポイントを重要視していきます。まず、急性期部門では特定の専門分野で地域一番を目指し、患者への専門的なサービス提供を追求します。次に、回復期・慢性期においては他病院との連携を一層強化し、より効果的な医療サポートを提供します。そして、全ての部門で患者接遇面においては地域トップの質を目指し、温かいケアとサービスを提供していく所存です。最後に、昨年度の経営指標を入念に分析し、新たな経営方針を打ち出すことで、将来の安定的な発展に向けた布石を打ちます。令和6年10月の博愛病院機能評価の更新は、この4つのポイントを形にする大きなチャンスと捉え、これを通じて組織の更なる向上を図ります。

最近目にすることが増えた「サステナブル」という言葉は、英語で「持続可能な」「維持できる」を意味します。日本語では「サスティナブル」と表記することもあります。現在は日本をはじめ、世界各地でサステナブルな社会の実現をめざした取り組みがおこなわれていますが、大切なのは一人ひとりが個人の立場や職場の役割を通じて何ができるのかを考えて、実践していくことです。個人でできることとしては、食品ロスを減らす、生活排水に気をつける、プラスチックごみを出さないようにする、購入商品の選び方を変えるなどがあります。企業としては、環境・社会貢献製品の開発と拡大、事業活動による環境負荷の低減、働きやすい職場の整備・ダイバーシティ、サステナブル教育の実施などです。同愛会もサステナブルな社会の実現を目指しています。

私たちは、同愛会が創立の志である「博愛衆に及ぼす」という信念を胸に、一丸となって地域の医療・介護・福祉に貢献してまいります。皆様方には、これまでと変わらぬご支援ご協力をお願いいたします。

令和6年1月